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ヤソカ〜


左からノラ,サムソン,アドリアン

12月11日,8時前,道案内を頼んでいたガト村のシェフ(村長)が来てくれる。肉とフフで朝食。8時37分,出発。

9時39分,小川を渡渉。渡ったすぐあとに,狩猟キャンプの跡を見る。このあたりも,定住村はなくとも,こういった小規模なキャンプは点々と存在しているのだ。その後12時前まで,いくつかの小川を渡る。相変わらず泥田のなかの,苦しい行軍。11時50分,Bemba (Gilbertiodendron dewevrei)の乾いた純林を抜けると,「もう(エコックは)始まっている」とアドリアン。眼前に,巨大な黒い高まりが見えてくる。山だ。エコックはやはり。

登り口のすぐ手前で,安岡君がついてきていないことに気づく。後ろを歩いていると思っていたのだが,それはサムソンとノラの二人だったのだ。うかつだった。「安岡〜」「安岡さーん」(by 服部)と何度か呼んでみるが,答えはない。サムソンらがすぐ,「ヤソカ〜」「ヤソカ〜」と叫びながら引き返す。待つしかないので,服部さんと座りこんでいると,12時22分,安岡君やってくる。はぐれたとわかると,冷静に立ち止まっていたそうだ。

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