第13回 朽木村生杉の自然と人

 趣旨

「朽木村生杉の自然と人」に関する野外調査

 概要

日時

2003年5月18日(日) 午前8時−午後6時

場所
朽木村生杉
参加者
18名 (学部生6 [文4;薬1;農1]、 院生10 [文1;農1;人環2;AA研6]、 教官2)

 報告

最初に、かつて東南研・AA研共同事務室に勤務されていて、朽木村雲洞在住の山本さんのお宅を訪ね、朽木村の歴史や風習などをお聞きしました。

 

今回は、自然地理研究会(旧自然地理勉強会)始まって以来最大人数(18名)の参加で、車3台に分乗して行きました。

熱心にメモを取る参加者。いろんなおもしろい風習や伝統について教えていただきました。

朽木村雲洞の住居や家紋について勉強しました。

朽木村生杉では、まず区長さんの西川さんを訪ね、研究会の趣旨を説明し、今後、この地で調査することを許可していただきました。事前に電話連絡してあったため、西川さんから村人の何人かに話がついていて、それらの方々から話を聞くことができました。生杉は茅葺きの家も見られる美しい農村です。何かほっとする村です。

人数が多いため、4班に分かれて調査です。自然から生業まで、調査目的によって4つの班にわかれました。

このあたりの茅葺き屋根の家は、かつては結(ゆい)によって村人が共同で茅の葺き替えを行っていましたが、最近茅葺きの家が少なくなったので、一軒で葺き替えをする必要が生じ、大変な重労働になってきたようです。今では、茅葺きをやめて、トタン屋根にした家がほとんどですが、屋根の形は従来通 り、入母屋形式で、雪深いこの地が、合掌造りのような切り妻形式にならなかったのは不思議だと、田植え中の方のお話しでした。

田植え中の村人からインタビュー中です。後ろ姿の女性は、当日飛び入り参加された人環の山田先生です。

トタン屋根に変わった入母屋の屋根の民家。

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第13回 朽木村生杉の自然と人#2」へ続く

京都大学自然地理研究会

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