共在感覚 目次
はじめに
□ 叫ぶ男
□ 共在感覚
□ 相互行為とその記述
□ 本書の構成
第 I 部 民族誌的記載
第1章 ボンガンド
■ イヨンジへの道
□ 天寅
□ ジンルイ
□ インタラクション・スクール
□ 加納隊
□ 「標準的なザイールの道」
□ 村入り
□ セマとイヨンジ
■ 民族誌的事項
□ 地形と気候
□ 民族の位置
□ 村落の空間的構造
□ 生業活動と日常生活
□ 社会構造
□ ボンガンド研究史
■ 二度目のフィールド
□ ノリコ
□ キンシャサ・バンダカ・マバリ
□ ヤリサンガ
□ 家を建てる
■ 相互行為にかかわるエピソード
□ まなざしの問題
□ 森に響く声
□ 「こっちにはSIDAはない」
□ 重い名前と軽い名前
■ トーキング・ドラム
□ ドラミングの状況
□ 伝達の方法
■ 投擲的発話
□ 声に満ちた村
□ 背景発話
□ ボナンゴ
□ 特徴的な発話形式
□ 投擲的発話
□ 他の民族の例
■ 挨拶境界と共在感覚
□ セルフ・フォーカル・サンプリング
□ 遠くにいても一緒?
□ 挨拶境界
■ 帰国
第2章 バカ・ピグミー
■ カメルーンの森へ
□ バカ・ピグミーとの出会い
□ ンバカ集落まで
■ 民族誌的事項
□ 「ピグミー」とは
□ ピグミー研究史
□ バカの系統と言語
□ 生態と社会
□ 農耕民との関係
■ 発話重複と長い沈黙
□ ターン・テイキング
□ 会話サンプリング
□ バカ・バクウェレ、日本人の比較
□ 解釈
■ 重なり合う人々
□ 行為の「圧力」のなさ
□ ドドド現象
□ 「ベ」
■ 拡散的会話場
□ 会話場の境界
□ 並列分散的相互行為
□ 背景発話の変動
□ 他の民族の例
■ 何を語っているか
□ 会話の転記
□ バカの会話分析のこれから
第 II 部 相互行為論的考察
■ 相互行為における逸脱性
第1章 相互予期
■ 相互行為の境界
□ インタラクティブであるとはどういうことか
□ 規則性を読むということ
■ 相互予期
□ 観察とコミュニケーション
□ 相互予期
□ 埋め込みと無限後退の問題
□ ひとつのシステムになること
□ 予期の分岐
第2章 共在の枠
■ 三層モデル
□ 参与の垣根
□ 三層モデル
■ 枠からの逃れがたさ
□ コトニシテイナイというコトニシテイル?
□ 選択による枠の生成
■ 括弧の意味論
□ 括弧の事例
□ 括弧の意味作用
□ コンテクストの指示
□ 括弧と記述逸脱性
■ 「枠」のもつ性質
□ 逸脱性と多重性
□ 不可視性と拘束性
第3章 双対図式
■ 双対性
□ 「予期の分岐」と「枠」の関係
□ 双対性
□ 記述逸脱性の二つの次元
■ 共-現前の水準
□ 共-現前
□ 共-現前と相互予期
■ ボンガンドとバカの共在感覚
□ ボンガンド
□ バカ
第4章 今日の共在感覚
■ 分析のパラメータ
□ アドレス性
□ レスポンスの早さ
■ 携帯電話
■ インターネット
□ 電子メール
□ 電子掲示板
□ ホームページ
□ つながることと切ること
■ インタラクション工学
□ ロボティクスと相互予期
□ 対話システムとタグづけの問題
■ わからないことと面白いこと
あとがき
文献
索引
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