番外編 バイエルンの自然#2
趣旨
今回はドイツ南部のバイエルン州のレーゲンスブルク(ミュンヘンの北東、ミュンヘンから列車で1時間半、オーストリアのウイーンから列車で4時間)の近郊、カールムンツで自然観察が行われました。カールムンツはNaab川沿いに位置し、夏にはたくさんの人がレーゲンスブルクから車や自転車でやってきて、その自然を満喫します。しかし、冬は人も少なくひっそりとしています。Naab川は、その流れが水車による水力発電に利用される一方、冬には融雪水によって洪水が町に被害をもたらします。今回は、レーゲンスブルク大学のハイネ教授夫妻の案内で、自然地理研究会のメンバーである、ヴュルツブルク大学に留学中の京大(教)の院生とレーゲンスブルク大学植物学教室に在籍中の京大教員(AA研)が参加しました。
案内者
- クラウス・ハイネ(レーゲンスブルク大学哲学部地理学科教授)
野外実習の概要
- 日時
2012年12月16日(日)
- 場所
- 参加者
- 行程
報告
「番外編 バイエルンの自然」の続き
冬に雪が積もった後、気温が高くなると、融雪水による洪水が起きます。2011年1月16日と1954年7月12日の洪水、1988年3月27日の洪水の水位を示す表示。
さらにそのはるか上(郵便受けの上方)に1909年の洪水の水位を示す表示があります。また、家のドアの前には、洪水時に水の浸入を防ぐ板を挿入する鉄枠が設置されています。
川沿いに見られる女性が横たわる彫像。美術家たちが町のあちこちに彫像を設置しています。
第二次世界大戦末期、連合軍の進出を防ぐ目的でドイツ軍によって古橋の半分(左側)が破壊されたため、左半分は新設されました。
冬のNaab川
カールムンツのレストランで打ち上げです。今は静かなこのレストランも、夏場は観光客で賑わいます。
京都大学自然地理研究会
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