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アフリカ熱帯林の歴史生態学にむけて by 市川光雄の変更点

-アジア・アフリカ地域研究研究科大学院生の安岡宏和は、カメルーンの狩猟採集民バカの人びとが乾季に実施するモロンゴと称する長期の狩猟採集行に全期間にわたって同行し、この期間の生計活動と食生活に関する定量的なデータをもとに、食料源が一般的に乏しいとされる乾季においてさえ、狩猟採集のみに依存する生活が可能であることを世界ではじめて実証した。モロンゴの期間のバカの食物は、20種あまりの哺乳類・爬虫類の肉と、10種ほどの植物、それに川魚や蜂蜜、食用昆虫などから構成されているが、そのなかでもとくに野生ヤムが重要で、これだけで摂取エネルギーの7割近くを占めていた。安岡はさらに、後続の調査で野生ヤムの分布について徹底的に調べ、それをもとに森の歴史を考える上できわめて興味深い指摘をおこなっている。すなわち、彼らが重点的に利用する野生ヤムの群生地の形成に、過去における人間の居住や生計活動が肯定的なインパクトを与えているのではないかと言うのである。
+アジア・アフリカ地域研究研究科大学院生のYasuokaは、カメルーンの狩猟採集民バカの人びとが乾季に実施するモロンゴと称する長期の狩猟採集行に全期間にわたって同行し、この期間の生計活動と食生活に関する定量的なデータをもとに、食料源が一般的に乏しいとされる乾季においてさえ、狩猟採集のみに依存する生活が可能であることを世界ではじめて実証した。モロンゴの期間のバカの食物は、20種あまりの哺乳類・爬虫類の肉と、10種ほどの植物、それに川魚や蜂蜜、食用昆虫などから構成されているが、そのなかでもとくに野生ヤムが重要で、これだけで摂取エネルギーの7割近くを占めていた。Yasuokaはさらに、後続の調査で野生ヤムの分布について徹底的に調べ、それをもとに森の歴史を考える上できわめて興味深い指摘をおこなっている。すなわち、彼らが重点的に利用する野生ヤムの群生地の形成に、過去における人間の居住や生計活動が肯定的なインパクトを与えているのではないかと言うのである。
-{{span style='font-size:10pt;',安岡君が参加したモロンゴの一例(Yasuoka 2004)}}
+{{span style='font-size:10pt;',Yasuoka君が参加したモロンゴの一例(Yasuoka 2004)}}