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京都大学大学院アジア・ アフリカ地域研究研究科
京都大学
Tembea (Staff Only)
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大門碧 研究員 Midori Daimon
研究内容
アフリカ都市のショー・パフォーマンスの制作過程を対象として、その地域社会の変容とそこに生きる人びとの社会関係を考察している。主に対象としてきたのは、ウガンダの首都カンパラで、音楽をふんだんに使用して若者たちによって催されるショー「カリオキ」である。調査者もまたパフォーマーとして参与することで、かれらの行動を細かく記録すると同時に、現場で求められることを体感することでかれらの社会関係のあり方を分析することも挑戦している。また、ショー・パフォーマンスを支える電子メディア、音楽、そして舞台という空間と、アフリカの都市の人びとの対応にも注目していこうとしている。
専門分野 / 研究課題 / キーワード
文化人類学、パフォーマンス、社会関係、音楽、言語、参与観察
調査地域
ウガンダ
経歴
1998年 東京都立西高等学校卒業
2001年 大阪外国語大学(現・大阪大学)外国語学部 地域文化学科 スワヒリ語専攻入学
2005年 同大学 卒業
2006年 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 一貫制博士課程入学
2008年~2010年 同大学院 リサーチ・アシスタント
2010年 日本学術振興会特別研究員(DC2)
2011年~2013年 京都文教大学非常勤講師
2012年 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 一貫制博士課程 単位修得済満期退学
2012年~ 京都大学アフリカ地域研究センター 研究員(科学研究)
2013年 京都大学博士(地域研究)取得
2013年~ 大阪府立大学、神戸山手大学非常勤講師
所属学会
日本アフリカ学会、
日本アフリカ学会、 日本文化人類学会、 日本ポピュラー音楽学会
研究業績
(学術論文)
- 大門碧,(2011)「ウガンダの首都カンパラにおける若者たちの社会関係:現代アフリカのサブカルチャー〈カリオキ〉を事例にして」『アジア・アフリカ地域研究』10-2: 144-175.
- 大門碧,(2011)「『ムヤーイェ』とはだれなのか:アミン時代のウガンダに発生したある社会的カテゴリーの現在」『スワヒリ&アフリカ研究』22: 79-94.
- DAIMON, Midori, (2010) “Ways Youth ‘Own’ Popular Music at Karaoke (Karioki) Entertainment in Kampala, Uganda,” in Mitchel Strumpf and Imani Sanga (eds.) Readings in Ethnomusicology: A Collection of Papers Presented at Ethnomusicology Symposium 2010 Uganda. Dar es Salaam: Department of Fine and Performing Arts, University of Dar es Salaam, pp. 138-142.
(商業誌における解説、総説)
- 大門碧, (2014)「ウガンダでパフォーマーになる:「調べる」ことと「なる」こと」椎野若菜・白石壮一郎編『フィールドに「入る」方法(フィールドワーカーシリーズ1巻)』古今書院, pp.184-197.
- 大門碧, (2012)「ウガンダ・カンパラの新興『ミュージカル』:デジタル技術を操る若者たち(〈特集〉途上国のエンターテイメント事情)」『アジ研ワールド・トレンド』No.203:16-17.
- 大門碧, (2012)「都市の若者の社会関係を映すケータイ利用」羽渕一代・内藤直樹・岩佐光広編『メディアのフィールドワーク:アフリカとケータイの未来』,北樹出版, pp.67-68.
- 大門碧, (2012)「ガンダ語のポピュラー音楽」白石壮一郎・吉田昌夫編『ウガンダを知るための56章』, 明石書店, pp.234-238.
- 大門碧, (2012)「カンパラのエンターテイメント最前線―カラオケの登場!?」白石壮一郎・吉田昌夫編『ウガンダを知るための56章』, 明石書店, pp.239-243.
- 大門碧, (2012)「ウガンダの演劇文化」白石壮一郎・吉田昌夫編『ウガンダを知るための56章』,明石書店, pp.252-256.
- 大門碧, (2012)「ウガンダの劇作家たち」白石壮一郎・吉田昌夫編『ウガンダを知るための56章』, 明石書店, pp.257-261.
- 大門碧, (2011)「華やかな〈だます〉物語に魅せられて: ウガンダ・カンパラの人気劇団〈エイボニーズ〉」『アフリカ文学研究会会報Mwenge』41: 11-15.
- 大門碧, (2010)「ウガンダの首都、カンパラの舞台に登場した〈白人〉」『アジア・アフリカ地域研究』10-1: 83-89.
- 大門碧, (2010)「都市に飛び込む」NPO法人アフリック・アフリカ エッセイ集編集委員会編『アフリカで育つ』, NPO法人アフリック・アフリカ, pp.25-26.
国際会議での口頭発表
- DAIMON, Midori, (September 2011)‘The Stage Performance as Research Methodology: Being a Researcher and an Actor’ International Symposium "Approaches and Methodologies of Field Research in Africa", JSPS Nairobi Research Station, in Nairobi, Kenya.
- DAIMON, Midori, (July 2010)‘Whose song?: Youth Connect Each Other with Popular Music at Karaoke Entertainment in Kampala, Uganda’ Ethnomusicology Symposium 2010, Dar es Salaam University, in Dar es Salaam, Tanzania.
主な研究プロジェクト(代表)
2014-2015年 住友生命「第7回未来を強くする子育てプロジェクト・女性研究者への支援」助成金『アフリカ都市のポピュラー音楽消費からみる若者たちの社会関係:ウガンダの例』
2010-2011年 科学研究費補助金(特別研究費DC2奨励費)『アフリカ都市の流動的状況を生きる若者の共存の技法:舞台パフォーマンスを事例として』(課題番号:22-4560)
2009年 平成21年度京都大学大学院教育改革支援プログラム「院生発案共同研究」『自己構築の場としての芸能空間:演じる、歌う、真似る』(飯田玲子氏との共同研究)
2007年 平成19年度笹川科学研究助成『現代アフリカ都市の若者たちと演劇との出会い:ウガンダ、カンパラの演劇活動から都市を生きる可能性を探る』(研究番号:19-136)
調査歴
2006年10~翌年1月
2007年7~翌年1月
2009年2月~3月
2009年12~翌年3月
2010年7~10月
2011年2月~3月
2011年6~9月
2012年2月~3月
計 約18ヵ月間ウガンダ(特に首都のカンパラ)を調査
その他(受賞、学外委員、社会活動等)
NPO法人アフリック・アフリカ 理事
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