第93回 植物観察および同定実習:大原野森林公園

 趣旨

今回の研究会では、京都市西京区にある大原野森林公園にて、尾根筋の植物(特に樹木)の観察と同定実習を行いました。また、公園内の谷筋に流れる出灰川沿いを沢歩きし、自生するフタバアオイの観察しました。

 案内者

片桐昂史(文学研究科 D1)竹岡佳子(地球環境学舎 M1)大谷侑也(アジア・アフリカ地域研究研究科 M1)水野一晴(文学研究科 教授)

 野外実習の概要

日時
2015年6月28日(日)
場所
京都市西京区大原野森林公園
参加者
12名(院生9[AA研5、文1、地環1、クイーンズ大1、カリフォルニア工科大1]、教職員2([AA研1、文1]、社会人1)
行程

稲盛財団記念館南側駐車場集合→大原野森林公園にて樹木の同定に関するレクチャー→出灰川沿いにてフタバアオイの観察→下山→京都市内にて打ち上げ.

 報告

今回の自然地理研究会は京都市西京区の大原野森林公園にて実習を行いました。朝8時に稲盛財団記念館に集合し、レンタカーで大原野森林公園に向かいました。

 

公園に到着すると雨が強まり始めました。

 

あいにくの天気の中、観察実習地であるイヌブナの林を目指し、尾根沿いを行きます。

 

イヌブナの林に到着しました。各自知らない樹木の葉を採取し、同定実習を行います。

 

雨が依然、降り続いていたので森の案内所(休憩所)に葉を持ち帰っての作業となりました。

 

午後には晴れ間が見え、出灰川沿いに自生するフタバアオイの観察に向かいました。

 

初夏の中、ひんやりと冷たい川の中を渡るのは気持ちよく、皆はしゃいでいます。

 

川沿いを300mほど登った、うす暗い林床下にフタバアオイが自生していました。この植物は京都賀茂神社の葵祭でも用いられることでも知られ、また徳川家のいわゆる「葵の御紋」のモデルでもあります。

 

巡検後はバーベキューを行い、その後近くの小川でホタルを観察しました。留学生2名も参加して下さり、楽しい一時となりました。

 

大原野森林公園案内所にて集合写真を撮影しました。参加者のみなさまお疲れ様でした。

京都大学自然地理研究会

本サイト掲載の文章と写真の著作権は各執筆者と撮影者に、また人物写真の肖像権は被写体にあります。商用・非商用を問わず、あらゆるコンテンツの無断使用・転載を禁じます。画像の無断ダウンロード等も禁じます。 お問い合わせ:spg.kyoto[at]gmail.com

Copyright © 2011 自然地理研究会 All Rights Reserved

トップ 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ ログイン