第109回 「京都御苑での冬の野鳥観察」

 要旨

京都御苑周辺の野鳥を観察することを通して双眼鏡の使い方や種の識別方法を学び、観察技術の向上を目指しました。

 案内者

案内者前畑晃也(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻博士課程)山口凛(京都大学文学部地理学専修)重永瞬(京都大学文学部地理学専修)立石和奏(京都大学文学部)

 野外実習の概要

日時
2019年2月10日(日)
場所
京都御苑・鴨川
参加者
20名(学部生9名[文7、農1、龍谷農1]、院生9名[文3、AA4、エネルギー科学1、生命科学1]、教職員2[文1、AA1]、OB1)
行程
京都御苑堺町御門にて集合→京都御苑内を野鳥観察を行いながら移動→鴨川沿いに出て北上しながら鴨川の野鳥観察→ASAFASのセミナー室にて昼食→再び京都御苑に戻り野鳥観察→近衛邸跡→中立売休憩所→梅林→出水の小川→閑院宮邸跡→九条池にて一度解散→桜湯に移動、入浴→神宮丸太町付近にて打ち上げ→解散

 報告

今回の巡検では、京都御苑や鴨川で見られる野鳥を観察しました。スタートは京都御苑堺町御門です。はじめに、アジア・アフリカ地域研究研究科の前畑さんより、双眼鏡の使い方や野鳥観察の注意点について説明をいただきました。 最初に向かったのは九條池です。こちらでは、マガモやアオサギなど、比較的メジャーな鳥を見ることができました。

九條池

その後、東へ移動して御所富小路広場付近で観察を行いました。アトリやツグミなど、小型の鳥を多く見ることができました。ツグミは素早く歩いては立ち止まるという「だるまさんがころんだ」のような歩き方をする、と教えていただきました。 また、萌黄色の美しい姿をしたアオバトも見ることができました。木の上におりあまり動かないため、見つけるのが大変でした。アオバトさんは冬の京都御苑の名物だそうです。

鴨川

御苑を出て、鴨川に移動しました。鴨川では御苑とはまた違った鳥を見ることができます。

鳥を探す参加者たち

非常に見づらいですが、中央にいるのがハクセキレイという鳥です。水辺に棲む鳥で、同じセキレイ科のキセキレイが川の上流を好むのに対し、ハクセキレイは下流にいることが多いそうです。また、セグロセキレイという似た姿をした鳥もいますが、頬のあたりが白いか黒いかで判別できるそうです。

その後は北上しつつ鳥を観察しました。

ムクドリがたくさんいる木

アオサギ

コガモ?

ここで一旦休憩をとり、昼食としました。

ASAFASのセミナー室で昼食を食べました。部屋からはASAFASの図書館(旧京都織物会社本館)を見ることができます。

「[ 第109回 「京都御苑での冬の野鳥観察」#2]]」へ続く

京都大学自然地理研究会

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