シンポジウム「ゆらぐ気候・社会とナミビアの農業」
開催日:2014年7月5日(土) 14:00-18:00
開催場所:京都大学稲盛財団記念館中会議室(アクセス案内)
ナミビア北中部では変動の大きな降水量に依存したトウジンビエ耕作や牧畜などが在来の生業として営まれてきた。人々は干ばつや洪水などの様々な災害や社会の変化にさらされながらもそれらに対応してきたが、よりよい適応の方策を探るための学術的な知見をさらに深めていく必要がある。本シンポジウムでは2012年より展開しているSATREPS・ナミビアプロジェクト、および総合地球環境学研究所・砂漠化プロジェクトの研究成果を紹介するとともに、農業や社会に関する知見や、人々が直面している課題などについて討議を行う。
プログラム
14:00-14:30 「地球変動の中の南部アフリカ−近年の極端気候・水文現象をめぐって−」(門村浩・東京都立大学名誉教授)
14:30-15:00 「歴史史料に見るナミビア北部の環境・農業」(永原陽子・京都大学教授)
15:00-15:30 「ナミビアにおける洪水−干ばつ対応農法の開発状況と課題」(飯嶋盛雄・近畿大学教授)
15:30-16:00 「ナミビア農牧社会における気象災害と農牧民の対処」(藤岡悠一郎・近畿大学博士研究員、飯嶋盛雄・近畿大学教授)
16:00-16:15 休憩
16:15-16:45 「ナミビアにおける砂漠化とは?−地球研砂漠化プロジェクトにおける取組み−」(真常仁志・京都大学准教授)
16:45-17:15 「強害雑草ギョウギシバの繁茂からみえるナミビア農業の変化」(手代木功基・総合地球環境学研究所研究員)
17:15-18:00 総合討論
司会・進行: 水野一晴(京都大学准教授)
18:30- 懇親会
主催:ナミビア懇話会・共催:SATREPSナミビアプロジェクト、総合地球環境学研究所砂漠化プロジェクト、南部アフリカ地域研究会