エコックの斜面を登りはじめる。 近づいてみると,山というよりは,半球形の岩のドームだ。 粘度の高い溶岩が凝固したようで,草もほとんど生えてない。 異星の表面のような,奇妙な光景。 最初は急な斜面で,上に近づくほどゆるやかになる。 転げ落ちないように,しかし早足で登る。 頂上に立つと,むこう側はかなり広く平らになっている。 熱帯林の樹冠を完全に越しているから,高さは80mほども あるだろうか。 なぜこんな場所に,こんな岩が突きだしているのだろう。 地質学的には説明がつくのだろうが,誰か調べた人は いるのだろうか。 飛行機が下を飛ぶには少し低すぎるが,しかしカメルーンの森が 遥かに見渡せる。 あとで合成するつもりで,360度の写真を撮る。 交通の便が良ければ,けっこうな観光名所になっているだろう。 キャッチフレーズはさしずめ,「カメルーンのエアーズロック」か。 しかしいまこの眺めは,苦しい思いをして歩いてきた我々だけのものだ。 {{img IMG_2139.JPG}} {{img IMG_2141.JPG,width=500}} {{img IMG_2143.JPG,width=350}} {{img IMG_2144.JPG,width=450}} {{img IMG_2150.JPG}} {{img IMG_2152.JPG,width=350}} {{img IMG_2155.JPG,width=600}} {{img IMG_2164.JPG,width=400}} {{img IMG_2166.JPG,width=500}} >> 次頁 帰途 へ     ↑↑[[目次|Ekok行]] へ