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萩野 泉

(2010年夏、Yokadouma南のある集落で)

 所属

北海道大学大学院 保健科学院 人類生態学研究室

 略歴


2005年 鹿児島ラ・サール高校卒
2010年 北海道大学薬学部総合薬学科卒
2012年 北海道大学大学院保健科学院保健科学専攻 修士課程修了
2012年 同大学院博士課程入学
2015年 同大学院博士課程修了
      北海道大学大学院特別研究員
      株式会社電通 入社


 関心分野:


人類生態学

 研究テーマ:


ピグミー系狩猟採集民Bakaにおける
  ・栄養状態と成長パターンの評価
  ・子どもの身体活動量と時空間利用
  ・人口静態/動態とその時代による変遷

 研究・調査歴


2010年

  • 北海道大学大学院保健科学院入学
  • 7〜9月 カメルーン現地調査
    • 東部州約60集落(Ndongo、Yokadouma、Mindourou周辺)を回る広域調査でBakaピグミーを対象とした身体計測調査を行う。

2011年

  • 7〜9月 カメルーン現地調査
    • 東部州Lomie近郊にあるBakaの集落を拠点に、身体計測調査・子どもの行動調査を行う。またNdongoにて2度目の身体計測調査。NHKの取材クルーの方々と一部同行。
  • 2〜3月 カメルーン現地調査
    • 東部州Lomie周辺にて、Bakaを対象として人口学的調査を行う。
  • 修士論文を提出。ピグミー系狩猟採集民Bakaの子どもの栄養状態と成長パターンについて、主に思春期スパートの存在とその特徴に争点を当てた。

2012年

  • 北海道大学大学院保健科学院博士課程入学
  • 7〜10月 カメルーン現地調査
    • Lomie周辺にて継続的な種々の調査(子どもの成長と行動・集団の人口動態など)を行う。
    • Ndimako(分藤先生のフィールド)にお邪魔させていただき、子どもの身体計測を行う。
    • 調査集落の人たち20名ほどと1週間ほど森のキャンプに滞在。個体追跡による子どもの行動調査を行う(京都大学の園田さんと同行)。

2013年

  • 日本学術振興会特別研究員(DC2)に採用
  • 7〜9月、2〜3月にかけて現地調査
    • Lomie周辺で現地調査(変わらず身体計測、行動調査、人口調査、森でのキャンプ調査)
    • Messok近郊の集落を周って村落調査

2014年

  • 8〜9月に現地調査
    • Lomie周辺で現地調査
    • Gribeのステーションにて村落視察
  • 博士論文提出



 研究業績


博士論文
 Hagino I(2015)
 Ecology of Baka hunter-gatherers' children in southeast Cameroon. : nutritional status, physical activities , and daily behaviors
 カメルーン南東部に居住するピグミー系狩猟採集民の子どもにおける生態学的研究 : 栄養状態・身体活動・生活行動

http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/60893


学術論文

  • 加筆中
    • Hagino I, Hayashi K, Kawamura K, Sato H, Yamauchi T(2012) Adolescent growth spurt and growth pattern factors related to the short stature of Pygmy hunter-gatherers of Southeast Cameroon. Annals of Human Biology, in press.
    • 山内太郎・萩野泉(2012)狩猟採集民の子どもの行動パターンと思春期スパート,交替劇A02班研究報告書No.2,pp89-98
    • Hagino I(2012) Adolescent growth spurt and the predictive factors for short stature of pygmy hunter-gatherers: a cross-sectional survey on Baka children in South-East Cameroon. 北海道大学大学院保健科学院修士課程学位論文
    • 萩野泉・山内太郎・川村恊平・佐藤弘明 (2011) カメルーン南東部に居住するピグミー系狩猟採集民の子どもの思春期スパートと栄養状態.日本成長学会誌 17(2) pp69-76


学会・研究会発表

  • 加筆中
    • 萩野泉・山内太郎(2012年6月8日)子どもの成長パターン解析の手法と、バカ・ピグミーの子どもへの適用,2012年第1回「子どものライフスタイルと健康」研究会 札幌
    • 萩野泉・林耕次山内太郎(2012年5月26-27日)ピグミー系狩猟採集民の子どもの年齢上昇にともなう日常行動の変化 ―カメルーン東部州におけるBakaの半定住集落の事例から―,第49回日本アフリカ学会 大阪
    • 萩野泉(2012年3月30日)バカ・ピグミーの出生力と人口移動 ―2−3月の予備調査報告―,ネアンデルタールとサピエンスの交替劇の真相:学習能力の進化に基づく実証的研究 第3回A02班会議 神戸
    • Hagino I, Hayashi K, Sato H, Yamauchi T (1-3 March 2012) The growth charts and nutritional status of pygmy hunter-gatherers children in South-East Cameroon. International Conference on Nutrition & Growth, poster session (Paris, France) 2011
    • 萩野泉(2011年10月10日)、数学的手法を用いたピグミー系狩猟採集民の子どもの成長曲線の解析 ヒト科共通祖先研究会.京都
    • Yamauchi T, Hagino I, Kawamura K, Sato H(2011年9月5-9日)、Growth and nutritional status of Pygmy Hunter-gatherers in African rainforest. The 12th International Congress of Auxology. Mexico City, Mexico.(ポスター)
    • 萩野泉・山内太郎林耕次・川村恊平・佐藤弘明(2011年5月21-22日)カメルーン南東部に暮らすピグミー系狩猟採集民の子どもの思春期スパートと栄養状態 第48回日本アフリカ学会.弘前(ポスター)
    • 萩野泉・佐藤弘明林耕次・川村恊平・山内太郎(2010年10月2-3日)カメルーン南東部に住むピグミー系狩猟採集民Bakaの子供における栄養・成長状態の評価 第64回日本人類学会.伊達(ポスター)