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山口亮太

左 2013年カメルーン ベルトアの40km手前で長距離バスが故障し,途方に暮れる.バスの修理が終わったのは夜の12時.

右 2014年9月 コンゴ 赤道州ジョルの空港にて.ようやく着陸したセスナに意味なく群がる人々にウンザリしながら。フンジン氏撮影

 関心分野

文化人類学、地域研究

 研究テーマと研究歴

研究テーマ

妖術,呪い,宗教,民間医療,

研究歴

  • 2008年3月 金沢大学大学院人間社会環境研究科社会システム専攻卒
  • 2008年4月 京都大学アジア・アフリカ地域研究科アフリカ地域研究専攻入学
  • 2008年12月〜2009年3月 カメルーン初渡航 
    • ITP(International Training Program)による派遣で,ヤウンデ第一大学で言語学コースを受講した.

(写真左 2009年2月カメルーン ヤウンデ第一大学文学部前.講師の方と.)

(写真右 2008年カメルーン ドンゴにて.)

  • 2009年7月〜2010年2月 東部州南部のアジャラ村で調査を開始する.
    • 途中,一ヶ月ほどカメルーンフィールドスクールに参加.カメルーン西部の王国,東部州のベルトア近辺の村などを訪問.
    • 調査期間中に3回もマラリアにかかり,関係各者に多大なご迷惑をかける.体と心がボロボロ,当然調査内容もボロボロで日本に帰国する.
  • 2010年4月〜8月 カメルーンに3度目の渡航.
    • 前回に入ったアジャラ村で病対処行動の調査を行う.
    • 「エリエーブ」(elieeb)という概念に行き当たる.

(2010年カメルーン 調査村アジャラ村にて.大家さんに映像データの翻訳をしてもらい,その解説をうけている.)

  • 2011年2月 博士予備論文提出「不運に向き合う方法―カメルーン東部州、バクエレの妖術と病―」
    • ごく一般的な病対処と,エリエーブが絡む不調への対処とを比較して,後者の特徴が執拗な原因追及にあり,体調の改善が見られるまで繰り返し原因が模索されるということを示した(つもり.)
    • ごく微視的に人々のやりとりに着目すると,エリエーブにまつわる言説が再生産される様子が分析できるのではなかろうか??というアイデアに軽くふれる.しかし,持て余した.
  • 2011年8月〜11月 コンゴ民主共和国初渡航.
    • 赤道州のワンバ(京都大学のボノボの調査隊が継続して調査を行っている地域)の隣のイヨンジ地域で調査を開始.
    • 赤道州州都のバンダカからカヌーでコンゴ川を遡上してフィールド入りした.舟の上で12日間過ごす.
  • 2011年11月〜2012年3月 カメルーンに4度目の渡航.
    • キンシャサからガボン経由でドゥアラに入る.コンゴ民主共和国の大統領選挙が予定通りに実施されることになったため,一ヶ月ほど早くカメルーンに移った.
    • 約1年半ぶりに調査村のアジャラに入った.小規模伐採が開始された影響で,一帯の村々には短期労働者がなだれ込んでいた.賃金の前払い,ツケでの飲み歩き,酔っぱらい同士の喧嘩,窃盗,さらに男女の駆け引きなどが渦巻く.当然,村人達もそれに乗っかって大騒ぎ.
    • 私の住まわせてもらっている家庭にも大きな影響があった.ガックリしてしまった.
    • 年始から毎週,どこかで人が亡くなったという知らせを耳にする.さらに,ビザ延長のために首都に出て,村に戻ると別の村に住んでいた友人が亡くなったと聞かされる.ガーナから流れてきた男で,私のカメルーンでの初めての友人だった.まじめにカカオ畑をやっていて,立派な家を建てたばかりだった.
    • すっかり気落ちして日本に帰国.
  • 2012年9月 「アジア・アフリカ地域研究」第12-1号 にエッセイが掲載されました.
    • ここにPDFファイルがあります→http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/publications/2097
    • このHPのフィールド・エッセイからも読めます.
    • 前回調査時からのモヤモヤとした気持ちを引きずっているのか,暗い内容.
    • でも,初稿はもっと暗い内容だった.
    • 大幅に事例を削り,もう一つ別の事例というか体験を付け加えたバージョンは,さらに暗かった.でも内容的には軽いもので,何だかアンバランス.
    • 最終的には雑誌に掲載されたような形に落ち着いた.オチに関しては,近代医療の何を見て人々はどのようにそれを受け取ったのか,というのが今後の大きな課題.
  • 2013年1月〜2月 カメルーンに5回目の渡航

(2013年カメルーン 調査村アジャラ村にて.カントン・ジャーコのシェフと.)

    • ほぼ1年ぶりに村へ向かう.今回は何が待っているのだろう?
    • 諸々の事情で,調査地近辺にいられたのは10日間程度.前回の渡航時に目についた小規模伐採はすっかり消えてなくなっていた.それにともない,アジャラ村の様子は以前のように,静かになっていた.というか,何だか人があんまりいない.アジャラ村滞在は,トータルで3日程度と短い.
    • 今回は,道路がどのようにして通ったかと,村の移動の歴史について聞いてきた.やはり,ジャーコとジャーチ(川の上流部と下流部)では,住民の出自が大きく異なることが分かった.
    • 短期的な調査は集中力が切れないうちに慌ただしく終わるので,よく分からない充実感がある.
    • 2月半ばにコンゴ民主へ移る.
  • 2013年2月〜5月 コンゴ民主共和国に2度目の渡航.
    • 今回はセスナで入ってセスナで出てくるというルート.移動は川を遡上することに比べて劇的に楽だ.
    • 前回に入った,イヨンジ地域で調査を行う.今回の調査の柱は,
      • ローカルアソシエーションの活動の観察
      • 食料調査(木村科研とのからみで)
      • 伝統薬と民族病因論の調査
      • 畑の広さと分布について、GPSを用いた測量
    • やってみて分かったが,ローカルアソシエーションの様に対象がはっきりしていて,かつ対象の方から積極的に話をしてくれるし,実際の活動の現場にも招いてくれるような調査するのは非常に楽だな.こんな放言は怒られそうだけど.
  • 2013年6月〜 日本
    • 論文頑張るぞ!!
  • 2013年10月26日 発表「誰が道路を止めたのか ーカメルーン東南部,バクエレの妖術と開発ー」
    • 東京外大の本郷サテライトで発表をしてきました(「アフリカの潜在力を活用した紛争解決と共生の実現に関する総合的地域研究」HP:http://www.africapotential.africa.kyoto-u.ac.jp/ の西アフリカ・クラスターで.).
    • 2010年に録音した,道路工事にまつわる村長会議の翻訳と文字おこしができたので,その分析を行って発表した.
    • 夏から進めていた,バクエレの移動の歴史の整理についても一部盛り込んだ.
  • 2014年3月末 African Study Monographs Supplementary Issue No. 47に論文が掲載されました.
    • PDFファイルがこちらからダウンロードできます.→http://www.africa.kyoto-u.ac.jp/asm/suppl/asm_s47.html
    • ついに論文が一本できました! 
    • バクエレのバカに対する視線,そしてその実状とのズレについて,妖術をネタに書いてみた.
    • 当初は,2013年の調査以来行っていたバクエレの移動の歴史,「バクエレ」意識の形成,さらにそこに絡むバカの位置づけについて妖術をネタに書こうとしたが,諸事情あって断念.「バカについて書く」という執筆の制限があったため,後半の部分を生かした,バクエレがバカの妖術をどう考えているかという民族間関係について書くことになった.
    • 最後に詰め切れなかったが,それは今後の課題.
    • 論文を書くということについて,色々と学ぶことが多かった.
  • 2014年4月〜
    • 何とか,道路の問題を論文に仕上げねばならない.
    • あと,徐々に忍び寄るコンゴ関連の総括…
  • 2014年8月〜11月末 コンゴ民主・コンゴ・カメルーン渡航
    • コンゴ民主での調査後、船でキンシャサからブラザビルへと渡り、入国。その後、長距離バスで北上。ウエッソ市から西部に住むバクエレの調査を行い、その後、カメルーンのモルンドゥに入る予定。何だか、バックパッカーみたいな旅程である。
    • 8月〜9月20日頃まで 3回目コンゴ民主共和国
      • 指導教員の木村大治氏、静岡県立大の松浦直毅氏、アフリカ専攻の新人・横塚さんらとともに、セスナでコンゴ民主共和国赤道集に。
      • 今回は、食料調査、罠の調査、畑の調査の3つをメインに行う予定だった。
      • しかし、到着してみると中々調査を始めることができず、木村さんと相談して仕事の分担を変更することに。畑は2014年に開いたものをすべて測量した(合計43筆)。
      • 8月25日頃、赤道州ボエンデでエボラが発生したとの一報。ただし、西アフリカでの流行とは別口。
      • 頼みの綱は木村さんの衛星携帯(ネットは見られないが、電話とショートメッセージの送受信が可能)という状態。また、30kmほど離れたワンバのボノボ調査基地には衛星通信機がある。
      • 諸々の協議の結果、ワンバの調査隊も含めた全員(8人)が早期撤退となった。9月12日にセスナでキンシャサに戻る。ただし、僕と松浦さん、ボノボ調査隊の2人は元々9月15日にキンシャサに戻る予定だったため、大きな変更はなかったことになる。
      • 僕の旅程は大幅に変更。コンゴ共和国での調査は次回以降のお楽しみとし、直接キンシャサからカメルーンへ行く方法を模索する。しかし、日本の方で方々手を尽くしてもらうが、最有力であるCam air.coがエボラ発生国であるコンゴ民主からの便を停止したため、やむなくブラザビルからカメルーンへ向かうことにする。
    • 2014年9月15日、16日 ブラザビル初上陸
      • キンシャサから船でコンゴ川を渡る。キンシャサと比べてすごく静か。あと、僕がリンガラ語で話すとすごいウケる。たった一日の滞在だったが、好印象。こっちでも調査したいと改めて思う。ただし、ホテルはすごく高い。
      • ブラザからは、ECair(イーシーエアー、ではなく、エケールと読む。)でカメルーンのドゥアラへ。ベニンのコトヌ行きだが、ドゥアラ経由である。ちゃんと機内食が出てびっくり。
    • 2014年9月16日〜 カメルーン6回目の渡航。
      • ブラザの空港は関空を10分の1くらいにした規模だが、すごくきれい。それに引き替え、ドゥアラの空港の惨憺たる有様は・・・入国管理は床板も天井も剥がれた廃墟みたいなところでやった。さすがに立て替え中なのだろうか?エボラ関連で書類の記入と体温チェックがあるが、正直これで食い止められるとは思わない。ドゥアラではいつものジェットホテルに泊まる。
      • 17日朝7時半のバスでヤウンデに向かう。到着は12時頃。結局4〜5時間はかかるのか。
      • ヤウンデではTsingaのフィールドステーションを利用させてもらう。
      • 2014年度末に出版予定の木村科研報告書のための論文を書く。この数年関わらせていただいた、コンゴの食料関係、畑、罠などの生態人類学的調査のまとめ。12月に帰国してから書くのでは間に合わないので、草稿をヤウンデで書いてから調査に向かう約束になっていた。
      • 雨期に入っているので、毎日のように雨が降る。東部州の道が不安・・・
    • 2014年10月16日 東部州調査へ出発!!
      • 論文を書くのに予定の倍かかってしまった・・・
    • 2014年10月末〜11月末 カメルーン共和国東部州国境地域で調査
      • 今回は、前回から引き続きバクエレの移動の歴史についてのインタビュー。前回話を聞けなかったが、詳しい人たちを中心に考えていたが、カカオの収穫の最盛期にかち合ってしまい、空振りも多かった。ちょっと失敗である。
      • はじめてバンガンドから歴史の聞き取りを行ったが、非常に興味深かった。
      • ドンゴ村が分裂しているという事前情報が大石氏からは入っていたが、なるほど確かに分裂して、新しい方も行政的に認められているようであった。しかし、これは一部の反ドンゴ村長派によるムルンドゥのお役所へのロビー活動の結果という感じで、大部分の住民はどこが村の区切りになるのかも知らなかった。また、ムルンドゥのお役所(という担当者)もブンバ川以西の地理的な情報からよくわかっていないことがうかがえた。
      • 調査助手からの事前情報通り、カントン・ジャーコのシェフは亡くなっていた。87歳だった。話をしたことを色々と思い出す。
      • カントンのシェフは、息子が引き継いでいた。彼はヤウンデで大臣秘書をしていたようなインテリで、州都のベルトゥアとアジャラを行ったり来たりしている。今回は、ベルトゥアで話をすることができた。
  • 2014年12月〜 日本
      • カメルーンで書いた草稿の直し。
  • 2015年3月 African Study Monographs Supplementary Issue No. 51 に論文が掲載されました。
    • ダウンロードはこちらからできます。→ http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/kiroku/asm_suppl/abstracts/pdf/ASM_s51/02%20Yamaguchi.pdf
    • 昨年にカメルーンで書いていた、コンゴ民主共和国での生態人類学的調査のまとめ。
    • ボンガンドの食料獲得状況についての直接観察と計量にもとづいたデータとその分析が中心。
    • 食料の調査というとカロリーやタンパクが十分とれているか、ということが中心になりがちだが、味の好みも大事なんじゃないか、ということも触れられたかな。
  • 2016年3月 博論提出しました。
    • ようやく、博論を提出しました。
    • 学位授与式の翌日に入籍。
      • でも妻は名古屋にいるので、生活は変わらず。
  • 2016年4月 京都大学アフリカ地域研究資料センターの研究員に。
  • 2016年8月 科研費(研究活動スタート支援)内定通知が来る。
    • はじめての自前の研究費で興奮。ダメもとで申請したものが通った。ラッキーである。
  • 2016年度後期〜 京都コンピューター学院の非常勤講師(文化人類学)
    • はじめての非常勤講師である。紹介してくれた方に感謝。
  • 2017年3月 カメルーン渡航 カメルーン7回目の渡航。
    • 研究費が取れたので調査に行きたいが、後期から非常勤を始めていたため、この時期になった。
    • 渡航期間は約2週間で、飛行機やカメルーン国内での東部州までの移動時間を考慮すると、フィールドでの滞在期間はほんの数日しかなかった。アジャラでは、前回渡航時に代替わりしていたカントン・ジャーコのシェフが亡くなり、その息子の一人が引き継いだことが分かった。しかし、息子は不在で会えず。
  • 2017年5月 アフリカ地域研究資料センターの研究員を退職。科研の研究員に。
    • 妻の出産に備えるため。
  • 2017年6月6日 娘が生まれる。
  • 2017年8月 科研の研究員を退職し、アフリカ地域研究資料センターの特任研究員に。
  • 2017年8月〜9月 コンゴ民主共和国渡航(4回目)
    • 妻子を置いて渡航することに抵抗を覚えるが、大きなプロジェクトを控えていたので時期をずらすことはできなかった。
    • 静岡県立大学の松浦直毅さん、後輩の高村伸吾さんと協力して、水上輸送プロジェクトを実施した。
    • ボンガンドの居住地域は、陸上交通網の荒廃により都市部から隔絶している。そのため、地域住民は農作物や乾燥魚などを販売する機会を求めて森の中を往復500km近く歩いて都市部と行き来している。陸上交通がだめなら、水上輸送は?という発想。近年になって、コンゴ河の下流にある大都市バンダカから商人が船外機付きのカヌーでやって来るようになってきているため、河川輸送で採算がとれることは予想できた。何が都市部で需要が高いのか、販売額が高い品物は何なのか、道中にかかるコストや手間にはどんなものがあるのかなどを、地域住民とわれわれが協力して舟を出し、商品を運んでみることで調査するというアクションリサーチ。
  • 2017年10月〜 名古屋に転居。
    • コンゴから帰国後、妻が拠点とする名古屋に移る。
    • 妻は娘につきっきりなので、掃除・炊事・洗濯などの家事にいそしむ。
    • 妻は12月から仕事に復帰するが、保育園は落選。僕の定職がない状態だったのが響いたようで、落ち込む。相談した市役所の窓口の人は、とても親切だったので、それは救い。
    • 果たして、研究に復帰できるのだろうかと不安になる。
  • 2017年12月〜(2018年度まで) 南山大学 非常勤講師(アフリカの社会人類学)
  • 2018年4月 科研費(若手研究)採択通知。
    • ダメ元で出したものが採択されたと連絡が来て驚く。
    • カメルーンの東南部では、ゾウ密猟問題に国際NGOや政府組織が介入するなど、生物多様性保全に関して大きな動きがある。しかし、地域住民の動物との距離感や動物観(人間観)を踏まえなければ、効果的な保全活動はできないのではないかという内容。
    • ちょっと元気になる。
  • 2018年8月 コンゴ民主共和国渡航(5回目)
    • 2017年に実施した水上輸送プロジェクトのその後の一年を調査。水上輸送でよく売れた蒸留酒を作る組織が増えた。また、商人も下流のバンダカとの間を頻繁に行き来するようになったようで、彼らと組む住民組織も出てきた。大型の丸木舟を作ろうという住民組織も多く、蒸留酒の材料確保のために開かれる畑と合わせて、森林環境への影響も懸念されるようになってきた。住民組織と会合を持って、共用の丸木舟を一艘つくることに対して支援を行うことにして、乱造による森林伐採を抑制しようと試みた。
  • 2018年9月〜 名城大学 非常勤講師(文化人類学の世界)

 業績

学術論文

山口亮太 2016. 『カメルーン東南部の農耕民バクエレにおける妖術をめぐる実践と語り』博士論文、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科提出.

Ryota YAMAGUCHI 2015.Food Consumption and Preferences of the Bongando People in the Democratic Republic of the Congo. African Study Monographs Supplementary Issue, 51: 51-73.PDF

Ryota YAMAGUCHI 2014. The Baka as “champions” of witchcraft: Representations in the ambivalent relationship between the Baka and the Bakwele in southeastern Cameroon. African Study Monographs Supplementary Issue, 47: 121-141. PDF

山口亮太 2011.『不運に向き合う方法―カメルーン東部州、バクエレの妖術と病―』博士予備論文、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科提出.

共著論文

KIMURA, Daiji, Lingomo-Bongoli, MASUDA, Hiroshi, YAMAGUCHI, Ryota. Change in Land Use among the Bongando in the Democratic Republic Of The Congo. African Study Monographs Supplementary Issue, 51: 5–35.

SATO, Hiroaki, HAYASHI, Koji, INAI, Hiroyuki, YAMAGUCHI, Ryota, KAWAMURA, Kyohei, YAMAUCHI, Taro. A controlled foraging trip in a communal forest of southeastern Cameroon. African Study Monographs Supplementary Issue, 47: 5-24. 2014.

報告書・エッセイ

山口亮太. 2015.「トンビが飛んでいったら、芋虫の季節」『アジア・アフリカ地域研究情報マガジン』京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、148号(メールマガジン). 

山口亮太. 2012.「「はざま」で考える―カメルーン東南部におけるエリエーブの言説をめぐって―」,『アジア・アフリカ地域研究』第12-1号.

山口亮太. 2005.「上福田の班とその働き」,金沢大学文化人類学研究室『加賀市大聖寺地区と上福田 金沢大学文化人類学研究室調査実習報告書 第20巻』,pp.31-42.

書評

山口亮太. 2015.「書評 杉島敬志編.『複ゲーム状況の人類学 ―東南アジアにおける構想と実践』風響社,2014年,382 pp.」『アジア・アフリカ地域研究』京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、No. 15(1): 132–136.

口頭発表

山口亮太. 2016. 「呪医に聞けばわかるのか?―カメルーン東南部、農耕民バクエレの妖術とリアリティ分離」日本文化人類学会第50回研究大会、南山大学、名古屋. 5月28日−29日、2016年

山口亮太. 2013. 「誰が道路を止めたのか ーカメルーン東南部、バクエレの妖術と開発ー」「アフリカの潜在力を活用した紛争解決と共生の実現に関する総合的地域研究」HP:http://www.africapotential.africa.kyoto-u.ac.jp/ 西アフリカ・クラスター研究会、東京外国語大学本郷サテライト、2013.10.26.

山口亮太. 2011. 「不運に向き合う方法―カメルーン東部州、バクエレの妖術と病―」日本文化人類学会近畿地区研究懇談、2010年度修士論文発表会,立命館大学衣笠キャンパス創思館、2011.3.19.

ポスター発表

(国際集会での招待発表)

YAMAGUCHI, Ryota. 2015. "Who Stopped the Road? Changing Current Concepts of Witchcraft in Southeast Cameroon." at Loal Knowledge workshop/Pre-session on Reflecting local knowledge to global context. February 2 2015. Inamori Building, Kyoto University, Japan, 2015.02.02.

映像発表

YAMAGUCHI, Ryota. 2011. “An Independent Church in Cameroon,” 映像発表:こころの未来シンポジウム:「負の感情」の克服への方途−心理学、宗教学、人類学による東西の文化比較から,Cultural Strategies for Overcoming Negative Emotions - A Cross Cultural Approach from the Perspectives of Psychology, Religious Studies and Anthropology, 2011.2.21.