12月10日,5時過ぎに目が覚める。 準備を整え,バトン・ド・マニオク (キャッサバの粉を水で練り マランタセの大きな葉で包んで蒸したもの。甘さのない「ういろう」のような 食感), オイルサーディン,パパイヤ,ゆでトウモロコシの朝食。 {{img IMG_2195.JPG}} けっきょくバラ氏は一緒に行かず,弟のアドリアン氏が同行する ことになった。 それにコナベンベのサムソン,バカ・ピグミーのノラという二人の若者。 日本人3人(木村,服部,安岡),カメルーン人3人のパーティーである。 {{img IMG_2119.JPG,width=280}} {{img IMG_2191.JPG,width=250}} 7時50分,マレア村を出発。 途中,食料のバトン・ド・マニオクを買う。 ベク川を船で渡り,10時35分に安岡君のいるズーラボット村に到着。 安岡君は日本で完成できなかった猿害の論文を,「完璧だ」と 言いながら印刷していた。 彼は一緒に行くかどうかしばらく迷っていたが,けっきょく行くことに。 昼飯を食ったあと,12時57分に出発。 14時13分,最後の定住村,ガト村に到着。 集会所でカワウソを焼いている。 途中の食料に,ゲンディ(ピーターズダイカー)の肉を買う。 早く出発したいのだが,アドリアンらがうだうだしていてなかなか出発 できない。 いらいらする。 16時15分,やっと出発。レベ川を渡渉。 その後いくつもの小川を渡ったが,その前後は泥田のようになっていて, 足首が全部埋まってしまう。 一歩一歩引き抜きながらの行軍だ。 17時22分,ペティと呼ばれるキャンプ地に着く。 放棄されたバカ・ピグミーのモングル(ドーム型の家)がいくつかあるが,人はいない。 カメルーン組3人は,そのモングルで寝ることにし,我々はそれぞれ テントを張る。 21時過ぎ,水を汲んできてもらい,肉とフフ(キャッサバの練り粥)を 料理してもらう。 ツリーハイラックスだろうか,森から寂しげな鳴き声が聞こえる。 {{img IMG_2129.JPG,width=400}} {{img img_2134_5.jpg,width=600}} >> 次頁 ヤソカ〜 へ     ↑↑[[目次|Ekok行]] へ