トップ 差分 一覧 Farm ソース 検索 ヘルプ ログイン

アヨス

ヤウンデから東部州へと向かうには、ナンガ・エボコを経由する北回りのルートと、アノコリンガ、アボン・バンを経由する南回りのルートがあるが、そのうち南回りのルート上の小さな都市である(アコノリンガの近くである)。行政区としては、中央州ニョン・ムフム区に属する。ヤウンデからアヨスまでは、舗装路が開通しており、快適に走行できる。現在(2007年)、アヨスから東にAbong Bangに向けて舗装路を延伸する工事が進められている。

(上)アヨスのすぐそばを流れるニョン河の氾濫原。乾季には、放牧民により一部で火入れが行われる。(2007年7月、写真撮影:大石)

アヨスの町に接して、ニョン河の大湿地帯が広がっており、湿地や緑地帯を利用しての漁労や放牧が行われている。ここでの漁労は、カンガと呼ばれるアロワナ科のHeterotis niloticus(かの有名な南米のピラルクーの仲間である)を主な対象に行われており、この魚は年間を通じて漁獲され、ヤウンデにも運ばれているが、最近は乱獲による資源の減少が懸念されている。アヨスからアボンバンにかけては、湿地が多く、ラフィアヤシの群生や湿地林の景観を見ることができる。

(上左)真っ黒い色をしたカンガの成魚(Heterotis niloticus; Osteoglossidae)。(上中)街道の道端で淡水魚の煮付けを売る女性。(上右)カンガの煮付け。独特の匂いはあるが、身は柔らかく、小骨が少ない美味な魚である。一皿500FCFA也(蒸したプランテンバナナ付き)。数は少ないが、CFS近くのジャー河にも生息している。(2006年12月;2007年7月、写真撮影:大石)