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HIRANO(NOMOTO) Misa
  • 平野(野元)美佐 HIRANO(NOMOTO) Misa
  • 教授
  • 専門分野:アフリカ都市、都市人類学
  • キーワード:頼母子講、貨幣、コミュニティ、カメルーン、沖縄、模合
  • プロフィール・業績:アフリカ地域研究資料センター 個人HP
  • 担当講座:社会共生論
  • メールアドレス:hiranom@asafas[この後に.kyoto-u.ac.jpを付けてください]

研究関心

アフリカ都市、具体的にはカメルーンの首都ヤウンデに暮らすバミレケというエスニック・グループについて、その経済活動を中心に文化人類学的研究を行ってきた。現在は、バミレケ社会にみられるコミュニティ内外の共生の知恵について研究している。また、貨幣とコミュニティ形成との関係に関心をもち、沖縄の模合(頼母子講)の調査、研究を行っている。

〔アフリカ都市社会論、地域研究論、アフリカ地域研究演習Ⅰ~Ⅳ、アフリカ論課題研究Ⅰ~Ⅲ、アフリカ地域研究公開演習、アフリカ臨地演習Ⅰ~Ⅲ〕

現在取り組んでいる研究課題

  • 科研費 基盤研究(C)「現代日本における貨幣の贈与と交換:沖縄県宮古島市の祝儀と模合の文化人類学的研究」(研究代表者:平野美佐)(2018-2021AY)
  • 科研費 基盤研究(B)「現代世界の危機に対処する集合的創造性に関する日常人類学的研究」(研究代表者:松田素二)(2021-2024AY)
  • 科研費 挑戦的研究(開拓)「アフリカにおける脱プラスチックの取り組みと廃棄物利用のビジネス化に関する研究」(研究代表者:大山修一)(2021-2024AY)
  • 科研費 学術変革領域研究(A)「イスラーム経済のモビリティと普遍性」(研究代表者:長岡慎介)(2020-2024AY)
  • 国立民族学博物館 共同研究「海外フィールド経験のフィードバックによる新たな人類学的日本文化研究の試み」(研究代表者:片岡樹)(2020-2022AY)
  • 科研費 基盤研究(S)「『アフリカ潜在力』と現代世界の困難の克服:人類の未来を展望する総合的地域研究」(研究代表者:松田素二)(2016-2021AY)

主な業績

  • Ochiai T, Hirano-Nomoto M & Agbiboa DE (eds.) (2021) People, predicaments and potentials in Africa. Langaa RPCIG. 296p.
  • 平野(野元)美佐 (2020)「カメルーン、バミレケ首長制社会の形成過程に関する考察:紛争と和平をめぐって」和崎春日(編)『響き合うフィールド、躍動する世界』刀水書房. pp.608-626.
  • 松田素二・平野(野元)美佐(編)(2016)『紛争をおさめる文化:不完全性とブリコラージュの実践』(アフリカ潜在力シリーズ 太田至総編集 第1巻)京都大学学術出版会. 406p.
  • 平野(野元)美佐 (2016)「都市で村の首長を作る:カメルーン、バミレケ首長制社会を支える人びと」谷川竜一・原正一郎・林行夫・柳澤雅之(編)『衝突と変奏のジャスティス』(相関地域研究3)青弓社. pp. 46-66.
  • 野元美佐 (2005)『アフリカ都市の民族誌:カメルーンの「商人」バミレケのカネと故郷』明石書店. 310p.

これまで指導した博士論文・博士予備論文テーマ(一部)

  • 「マダガスカル・イメリナ地方におけるドゥアニ信仰の生成と発展:信仰の具象化に着目して」
  • 「現代アフリカ農村における女性住民組織と生活実践:ブルキナファソ北西部の開発プロジェクトとマイクロファイナンスをめぐる事例から」
  • 「窯業界における職人・見習いの日常と実践:沖縄県焼物(やちむん)の事例から」
  • 「ギニア共和国都市部における『フルベ化』に関する考察:ラベ市における食肉流通業に着目して」
  • 「アフリカ現代美術『第三世代』試論:キング・フンデックピンクと陶芸を起点に」
  • 「セネガル都市部における宗教組織の編成原理の諸相:ムリッド教団のダイラの事例から」
  • 「カメルーン農村における住民組織の変容に関する研究:開発プロジェクトの影響に注目して」
  • 「病いと妖術の語り:マラウィ共和国北部州における伝統医の診断・治療実践と妖術言説の関わり」