アフリカに暮らす人びとは、地域のなかで入手できる素材をもちいて日用品をつくり、それを利用しています。もちろん、ケータイをはじめとした工業製品も数多く流入してきていますが、人々はそれと平行して地域内でつくりだされる日用品も利用しています。数多くある日用品のなかでも、調理具につかわれる土器や農具として重要な鉄製品は専門の職能集団に属する職人たちがつくりだしています。アフリカの多くの地域では、女性職人が土器つくりに従事し、男性職人は鍛冶仕事を担っています。講座では、エチオピアにくらす女性土器職人たちをとりあげます。均質な大きさの土器を安定的につくりだす技法との出会いや、その技法を幼いときに習得し、結婚後には世帯の家計を担っていく女性職人たちがいきる世界との出会いについてお話します。


日 時:2012年5月19日(土) 午後3時~5時

会 場:京都大学稲盛財団記念館3階 中会議室
http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/~front-a/access.html
講 師:金子 守恵 (京都大学大学院 人間・環境学研究科 助教)


 

 

講師プロフィール

金子 守恵 (かねこ もりえ)
1974年北海道生まれ。 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程単位修得認定退学、博士(地域研究)。現在は京都大学大学院人間・環境学研究科助教としてアフリカのものつくりの実践や継承、生業活動における技法の変化について人類学的な調査研究をすすめている。主な著書に、『土器つくりの民族誌』(著書、昭和堂、2011年)『身体資源の構築と共有』(共著、弘文堂、2007年)などがある。