日時:2011年6月18日 (土) 15:00~17:00
場所:京都大学稲盛財団記念館中会議室
   

焼畑に生きる

講師:大山修一(京都大学アフリカ地域研究資料センター)

アフリカ大陸の東・南部には広大な乾燥疎開林がひろがっており、そこにはユニークな農耕を営んで生活する人々がいます。

 

そのなかで、ザンビア北部に居住するベンバの人々は、チテメネと呼ばれるユニークな焼畑農耕を営んでいます。出作り小屋をつくり、村を移動させるという、移動性の高い生活によって、乾燥疎開林を薄く広く利用し、チテメネを開墾してきました。

 

しかし、1990年代初めに構造調整政策が導入された結果、市場経済が定着すると同時に、土地取得制度に市場メカニズムが導入されると、焼畑農耕を営む人々の社会は大きな変容を迫られています。

 

この講座では、チテメネによって暮らしてきた人々の生活を紹介し、アフリカ農村に生きる人々の生活原理と、彼らが直面している現代的な課題についてお話しいたします。

 

 

 

 

 

【講師プロフィール】

大山修一(おおやま しゅういち)
京都大学アフリカ地域研究資料センター、准教授。1971年奈良県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科後期博士課程修了、博士(人間・環境学)。アフリカ・乾燥疎開林帯の焼畑農耕民の社会を対象に、焼畑農耕の農業生態と環境利用、市場経済化にともなう社会変容に関する研究を進めてきた。主な著作に、「ザンビアにおける新土地法の制定とベンバ農村の困窮化」『アフリカ地域研究と農村開発』京都大学学術出版会(掛谷 誠・伊谷樹一 編)、「アフリカ農村の自給生活は貧しいのか?」E-Journal GEO(日本地理学会 電子ジャーナル)などがある。