1. 自己紹介

私は、アフリカ、カメルーン南東部バカ・ピグミー(バカは自称)のフィールドワークに従事し、人類学的研究を進めています。バカは、本研究科の市川光雄氏が研究しているムブティ・ピグミー(旧ザイールに居住)と同様、森林に居住しつつ狩猟採集を中心とした生活を送っている人々です。ピグミー系の集団には、他にアカやエフェなどが知られていますが、いずれも類似した生活習慣を持っており、一つの文化グループを形成していると考えられます。