第97回 西の湖一周でわかる内湖とヨシ原の環境

 趣旨

琵琶湖東岸、滋賀県近江八幡市位置する西の湖は現存する琵琶湖最大の内湖です。西の湖にはヨシが群生し、広大なヨシ原を形成しています。このヨシ原は内湖及び琵琶湖の環境を守る役割を果たすとともに、魚類鳥類の生息場としての生態系を形作っています。またヨシは地元の人々の文化・暮らしとも密接な関係を持っています。今回の実習では、内湖の形成過程・特性を学ぶとともに、見学を通してヨシ原の環境と人々との関わりを学ぶことを目的としています。

 案内者

芝田 篤紀(京都大学大学院文学研究科D1)

中島 柚宇(京都大学文学部B4)

石崎 楓(京都大学文学部B3)

 野外実習の概要

日時
2016年6月19日(日)
場所
滋賀県近江八幡市 西の湖ほか(JR琵琶湖線安土駅周辺)
参加者
13名(学部生9[文7、経1、工1]、院生2[文2]、教職員2[文1、近江兄弟社高校1])
行程
JR京都駅烏丸口改札前集合→JR琵琶湖線(米原行)発→JR安土駅到着→レンタサイクルで西の湖の観察→文芸の郷到着・休憩・安土考古博物館見学→安土駅発→岩倉村松着→打ち上げ(BBQ)→ホタル観賞→解散

 報告

今回の巡検は、滋賀県は近江八幡市へやってきました。JR安土駅をおり、駅前のおっとりしたおばちゃんが営む駐輪場でレンタサイクルを借り、西の湖へ向かいます。雨が降りそうということで、かっぱも貸していただきました。準備万端、出発です。

 

駅前を抜け、田んぼの中の一本道を進むと、西の湖に出ました。

 

途中で休憩しながら、西の湖がどうして出来たのか、その生態系はどうなっているのか、また地域の文化や生活の営みについて、案内人から解説がありました。

 

まだまだ進みます!

 

遊覧船の姿も見えます。風光明媚な水郷地帯の風景ですね。 地域の文化についての解説中にでてきた、ヨシ葺きの屋根が残るお寺に寄り道することにしました。

 

なんだか文化的な石碑が。。。

 

これがヨシ葺きのお寺です。目が緻密な印象ですね。

 

折り返し、まだまだ進みます!

 

雨の中無事西の湖一周を終え、安土城考古博物館やミュージアムが連なる文芸の郷へ。お昼ご飯を食べ、ミュージアムへ!

 

古くから人の営みがあった琵琶湖の周囲には、たくさんの古墳も残っています。彼らは、それぞれ4世紀、5世紀、6世紀の王たちの姿(復元)。

 

金箔をふんだんに使った幻の安土城の最上階の姿(復元)。宣教師も驚く豪華絢爛な城であったにも関わらず、織田の死後、謎の火災によりわずか5年で消失したといいます。

  

打ち上げは再び水野邸での豪華BBQでした。雨の中大変だったけど、頑張ったぶん美味しさもひとしおです。このあと、近くの小川まで歩き、乱舞する蛍を鑑賞しました。美しい光に、心が洗われました。

 

以上、雨の中の巡検でしたが、西の湖一周でその自然を体感し、かつて内湖に浮かぶ島のようにそびえ立っていた安土城に思いを馳せ、日本の中心の自然と文化を肌で感じた一日でした。

京都大学自然地理研究会

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