第51回 懇話会
趣旨
2010年最初の自然地理研究会は、主宰者の水野先生の御宅で懇話会を行いました。
懇話会の概要
- 日時
2010年1月23日(土)
- 場所
- 参加者
報告
はじめに、水野先生が「ケニア山とキリマンジャロにおける近年の氷河変動と植生遷移」というタイトルで発表をしてくださいました。
この発表では、近年温暖化等の影響でアフリカの高山の氷河が急速に縮小している現状の最新の研究成果が報告されました。
二つ目は、「インド、アルナチャル・プラデシュ州(アッサム・ヒマラヤ)における自然環境と人間活動」についてです。
アルナチャル・プラデシュはブータンとチベットとの国境付近に位置する山岳地帯で、最近まで外国人の入域が制限されていたため、未知の部分が多い地域です。その自然環境と人々の営みについての調査結果について、興味深い話を聞くことができました。
みなさん真剣に聞き入っています。
2人目の発表者は、田村茂樹君です。田村くんには立山の自然と信仰について、自ら撮影した美しい立山の写真とともに紹介していただきました。
立山は飛騨山脈の北部に位置する日本でも有数の山です。周辺には立山カルデラ、剱岳、地獄谷、弥陀ヶ原など特異な景観が広がるため、立山は独特の山岳信仰を形成してきたそうです。写真で見るとその特異さがよくわかります。
研究発表会のあとは、お待ちかねの食事です。今回はバーベキューは寒くてできそうにないので、室内で鍋です。
鍋を食べながら、楽しく議論を続けました。
お疲れさまでした!
京都大学自然地理研究会
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