第11回 百里ヶ岳の自然と人の変更点

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!!!第11回 百里ヶ岳の自然と人
前回までは、自然地理勉強会と称して、毎回テーマと場所を変えて、そのつど講師をたてて行ってきました。しかし、参加者から、「どこか場所を決めて、調査目的を定め、各分野から総合的、継続的に調査して、調査の成果 を出す」という方針に転換したいという意見があり、今回から、名称も「自然地理研究会」に変えました。

 

今回はちょっと参加者が少なく、勉強会始まって以来初めて、女性の参加者がゼロでした。ちょっと、むさ苦しい研究会スタートとなりました。
!!趣旨
百里ヶ岳では、ブナなどの一次林とアカマツなどの二次林が斜面方向や地形によってすみ分け、また、スギやヒノキの人工林も見られます。斜面 方向や地形による環境の差異と植生分布の関係、および、生業(人工林)とそこの生態系との関わりを調べます。また、人工林には動物による被害を食い止める方策が各所に見られます。動物が植生に及ぼす影響と人との関わりについても調査します。
!!概要
::日時
2002年10月20日(日) 午前8時−午後6時
::場所
朽木村百里ヶ岳(滋賀県)
::参加者
6名 (学部生2 [文2]、 院生3 [農1;AA研2]、 教官1)
!!報告
今回は、調査場所の選定をしました。急な尾根を挟んで、西側斜面は、ブナやコナラなどの落葉広葉樹からなる明るい林、東斜面 は、ヒノキやアカマツなどの針葉樹からなる薄暗い林が形成されている、斜面方位によって対照的な景観をもつ場所において調査を始めました。落葉広葉樹のほうは、地表にたくさんの落葉からなるリターが堆積しています。一方、針葉樹林の方は、分解しにくい落葉によって、より黒っぽい土壌を形成しています。

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西側と東側斜面、それぞれ3人づつに別れ、まず、地形断面図をつくるために測量を行い、その測量 とともに植生を調べました。

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斜面の傾斜は約45度で、かなりの急斜面です。全員が急斜面に足を取られ、何回もこけて斜面 を滑り落ち、悲鳴と笑い声が絶え間ない中で、なんとか測量を行いました。上の2枚は調査を終えて、記念写真用に測量のポーズをとっているところです。

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調査終了の記念撮影。背後は西側の落葉広葉樹の林です。

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天気予報は雨でしたが、調査中はなんとか雨も降らず、少し肌寒い研究会でした。

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これは、植林したスギの幹の下部に、切り払った葉を巻き付けて、鹿などの動物による被害を抑えようとしているものです。林学科出身の2人が「初めて見た」といって感激していました。

 

次回は、来年1月の予定です。
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