第105回 「晩冬の京都で観られる季節の野鳥と植物の観察:方法と実践」

 趣旨

今回の巡検は、冬の京都で観られる季節の野鳥と植物の観察と題し、鴨川河川敷、京都府立植物園、宝ヶ池公園を巡ります。鴨川河川敷では野鳥観察の方法を学びながら昨年初夏に行なった巡検とはまた違った水辺の野鳥を観察します。また京都府立植物園と宝ヶ池公園ではまたそれぞれ違う野鳥の観察を通して、観察技術向上を目指します。並行して、京都府立植物園では、植物観察の基本や調査方法の基礎を学びます。野鳥・植物の観察を通して、身近な自然環境を鋭く観察する力を磨きます。

 案内者

前畑晃也(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻博士課程)

大谷侑也(京都大学大学院文学研究科地理学専修博士課程)

 野外実習の概要

日時
2018年2月24日(日)
場所
京都府京都市鴨川河川敷、京都府立植物園、宝ヶ池公園
参加者
7名(学部生1[奈良大学地理1]、院生4 [ASAFAS3、文1]、教職員2[ASAFAS1、文1])
行程
鴨川河川敷→京都府立植物園→宝ヶ池公園

 報告

2018年最初の自然地理研究会は、鴨川河川敷、宝ヶ池公園、京都府立植物園にて行いました。

地下鉄北大路駅に集合し、少し歩いて鴨川河川敷に向かいました。到着後、前畑さんに鳥類の基本的な観察方法を教えていただきました。

観察は双眼鏡を片手に河川敷を歩きながら行いました。

マガモ(Anas platyrhynchos :カモ目カモ科)を観察できました。

アオサギ(Ardea cinereal :ペリカン目サギ科アオサギ属)を観察しました。

鴨川ではおなじみのトビ(Milvus migrans :タカ目タカ科)を観察できました。京都市では1990年代以降、トビの個体数が増加しており、河川敷に訪れるレジャー客の食べ物を上空から急降下し奪い取るなど問題が起きています。

ムクドリ(Sturnus cineraceus :スズメ目ムクドリ科)を観察しました。

第105回 「晩冬の京都で観られる季節の野鳥と植物の観察:方法と実践」#2」へ続く

京都大学自然地理研究会

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