第10回 地形と植生とキノコ
趣旨
「地形と植生とキノコ」に関する野外実習
講師
- 原真司(京大農学研究科、院生)
- 平井将公(京大アジア・アフリカ研究科、院生)
概要
- 日時
2002年10月5日(土) 午前8時−午後6時
- 場所
- 参加者
報告
今回は、朽木村の百里ケ岳に登り、登山道沿いの植生を観察し、また、キノコを採集して、それがどのようなキノコかを調べました。登山道沿いには、コナラ、ミズナラ、ユズリハ、リョウブ、タカノツメ、ナナカマド、ネジキ、イヌツゲ、ソヨゴ、クリ、ケヤキ、ネムノキ、ヤマウルシ、オオカメノキなどの樹木が観察されましたが、なんと言っても、ブナの美しい樹林に感嘆しました。また、アカマツやスギの二次林も広く分布していました。樹木を観察しながらキノコを採取し、キノコの分類を試みました。登山をするにはとてもよい季節で、前回の猛暑の中の登山とは、ずいぶん異なりました。
今回の勉強会を通じて、参加者たちから「もっと、同じ場所で継続して、かつ多方面 の分野から調査をして、研究成果を出したい」という声があがり、勉強会から共同で調査研究するという方針に転換をすることになりました。したがって、名称も自然地理勉強会から自然地理研究会に変更します。
まず、樹木の同定をします。わからないものは、検索図鑑を使用して調べました。
採取したキノコを広げて、図鑑で同定します。ずいぶんとたくさんのキノコが取れました。
キノコ採りはけっこう楽しいので、夢中で採りましたが、それを同定するとなると大変です。
生命に関わるので、みんな真剣に調べています。しかし、はっきりわからないものが多く、食べるには至りませんでした。
観察後はいつも通り温泉で汗を流します。
そして、深夜まで打ち上げです。
次回は、10月下旬の予定です。
京都大学自然地理研究会
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