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国立植物標本館(Herbier National)の変更点

+!!国立植物標本館(Herbier National)
+カメルーンにおける植物学的調査の発展には、フランス人研究者のRene Loutzey博士が多大な貢献をしている。1945年にカメルーンを訪れ、植物相の調査をおこなったLoutzeyは、カメルーンの森林地帯において多数の植物の採集を行い、それをもとに、1948年にフランス植民地政府の農業省の建物の中に小さな植物保管庫を作った。これがカメルーンのハーバリウムの始まりであり、これをもとに、カメルーン独立後にフランスの援助によって国立のハーバリウムが作られた。
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+現在ここでは、所長であるAchoundong Gaston氏を含む5名の植物学者(専門については以下参照)と3名の技官が働いており、植物標本の管理や同定の作業をはじめ、国際機関や海外のハーバリウムとの共同プロジェクトを行っている。ここには現在、232科8000種、約80,000点の植物標本が保管されている。これらは、依頼された植物の同定を行う際に参照されたり、主にヤウンデ大学やチャン大学の植物学者の学生に利用されている。
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+1998年から始められたIRD (Institute of Research for Development、旧ORSTOM、フランスの海外調査機関)との共同プロジェクトは、ハーバリウムに保管されている植物標本のデータベースを作成するというもので、現在も進行中である。また、1996年からイギリスの王立植物園と「西カメルーンの植物相(Flora of West Cameroon)」に関する共同プロジェクトを行っている。オク山( Mt.Oku )やクペ山( Mt.Koupe )、バリ・ゲンバ森林保護区(Bali Ngemba Forest Reserve)などではいくつかの新種が発見されている。
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+また、2002年にはイギリスの王立植物園がヤウンデにおいて、ハーバリウムの運営に関するワークショップを開いた。ここでは、中央アフリカ各国のハーバリウムから植物学者が招かれ、植物標本の管理やそれに関する国際的な取り決め、ハーバリウム間のネットワーク形成について3ヵ月間に及ぶ議論が行われた。これより、カメルーンのハーバリウムでは、海外のハーバリウムとのネットワーク形成を進め、海外の専門家に所蔵の植物標本を送り、同定を依頼することによって、“Flore du Cameroun”(37巻まで出版)の作業を進めている。
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+カメルーンで採集した植物標本は、ここで同定を依頼することができる。同定料は、あらかじめ認められた研究協力者(ハーバリウムに標本を提供する植物学者等)のものは無料であるが、ふつうの研究者は1点あたり500FCFAとなっている。しかし、学生の場合は、標本の多少にもよるが、交渉によって少し安くしてもらえる。
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+![スタッフと専門の分類群]
+Achoundong Gaston所長(専門はViolaceae)
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+Jean Michel Onana博士 (Burseraceae)
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+Nicole Cuedje博士(Garcinia lucida, Guttiferae の植物生態学)
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+Barthelemy Tchiengue 博士(Guttiferae)
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+Jean Paul Ghogue博士 (Scrophulariace)