アフリカ専攻の設備・研究環境

キャンパス

アフリカ地域研究専攻がある川端キャンパス・稲盛財団記念館の側には鴨川が流れ、閑静で緑も多く、落ち着いた環境となっています。

同記念館の中には、大学院アジア・アフリカ地域研究研究科があり、その他に大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、東南アジア研究所、地域研究統合情報センター、こころの未来研究センター及びアフリカ地域研究資料センターがあります。1階には京都賞ライブラリー、研究資源アーカイブ映像ステーションが火曜~土曜の10時~16時の間一般向けに開放されています。同施設には稲盛記念ホールなどの会議室も設けられています。

院生室

院生室は10部屋ほどがあり、すべての院生に専用の本棚と机が準備されています。
同じ間取りの部屋なのですが、部屋の雰囲気は住人によって違います。新入生が入る部屋については、入学式の日に選ぶことになります。

それぞれの院生室には、共用のデスクトップ・パソコンとプリンターが導入されており、基本的なソフトウェアを完備しています。

貸し出し用の調査道具

アフリカ専攻では、現地調査に必要な基本的な調査道具、たとえば、GPSやメジャー、台ばかりやバネばかり、ハンドレベル、クリノメーター、距離計、土壌硬度計や土色帖、塩分計などを準備し、貸し出し用に準備しています。借り出すときには、「さんすうノート」に名前や道具の名称などを記入します。長期にわたる現地調査でも、調査道具を借り出すことが可能です。

吉田キャンパス総合研究棟2号館・別棟、実験室

川端キャンパスを離れ、吉田キャンパス総合研究棟2号館の東に位置する別館一階には、共同実験室があります。

実験室機器は、エネルギー分散型X線分析器、 全有機炭素TOC分析計、原子吸光分析器、NC分析器、マッフル炉、SALDレーザ回折式粒度分布測定装置、 ガス・クロマトグラフ、マルチプレートリーダ、リアルタイムPCR、イオン・クロマトグラフ、年輪計測装置、などの機器があります。

アフリカ地域研究専攻の土壌分析・実験の様子

地域研究では、人類学や社会学、農学や生態学といった分野に固執することなく、文理融合をめざしています。地域研究は文系だと思われがちですが、アフリカ専攻では理系の研究者、大学院生も多く在籍し、自然科学の実験ができるよう研究環境が整備されています。実験室では、生態学や環境科学、生命科学、健康科学など、自然科学的なアプローチでの地域研究をする環境が整えられています。

使用法が難しそうな実験室の分析機器ですが、使用法を知っている先輩にきいたり、ときに、必要に応じて、分析機器のメーカーの方を招いて講習会を開催しています。文系出身者や機器を使う人が初めての人でも、自然科学的な手法を用いることによって、研究の可能性が大きく拡大します。

小会議室

壁の両側に伸びた長いホワイトボードが特徴の小会議室1と2の2部屋は、アフリカ地域研究専攻の講義に使われています。ふつう、講義は1年生の前期に集中して履修することになりますが、5~20人ほどの少人数でおこなわれ、講義する教員と履修者の距離が短く、密度の濃い講義が展開されています。

中会議室

毎週水曜日3時限目から、この中会議室でアフリカ地域研究専攻のゼミが行われます。ゼミはパワーポイントなどを使用した発表形式で行われ、学会さながらの研究発信のトレーニングを積むことができます。このゼミは地域生態論、民族共生論、地域動態論を合わせた合同形式で行われ、幅広い分野のエキスパートである教員と学生達から活発に質問や意見が出されます。

大会議室

120人以上収容可能なこの大会議室は、博士予備論文公聴会やシンポジウム、研究会の会場に使われます。

セミナー室

セミナー室(318室)は、大学院生が気軽にミーティングや勉強会に使用できるスペースです。液晶プロジェクターが据え付けられており、研究会、学会発表の準備、ゼミ、読書会、映像資料やアフリカ映画の上映会などが開催されます。この部屋には、学生のメールボックス、ポスター発表用の大型プリンター、AV機器などが設置されています。

セミナー室の隣室にあるスペース、稲盛317室は、通称「さんいちなな」と呼ばれており、院生や教員、研究員はじめメンバーの団らん、交流、憩いの場となっています。鴨川から穏やかな日が差し込む部屋には学生が集い、お茶を飲みながらお互いの研究の進捗状況や世間話などが交わされます。電子レンジや給湯ポット、簡単な調理スペースが付いており、食事もできるようになっています。水曜日のゼミのあとには、発表者と多くの料理を囲んで、宴会がにぎやかに開かれることもあります。

“さんいちなな”のプリンター

317室に設置されているコピー機は、コピーはもちろん、文書のPDF化、スキャンした文書のネット送信など、便利な機能が付いた、優れものです。また、ゼミ発表のレジメや授業資料の大量印刷に使用するリソグラフなども備えられており、日常の研究・教育活動におおいに活用されています。

「さんまるいち」:多目的部屋

稲盛財団記念館3階、北側にある301号室は、通称、「さんまるいち」と呼ばれています。24時間、開放されており、勉強会や自主ゼミ、指導教員・副指導教員による指導、研究会など多目的に使われています。教員が主宰する研究会も多数、開催されていますし、特定のトピック、関心をもつ大学院生や研究員が読書会に使用することもあります。プロジェクターと大型モニターが設置されており、学会発表の練習に使うこともあります。

廊下

稲盛記念館の3階には、アフリカ地域研究の教員のオフィスや院生室が並び、研究に励んでいます。廊下には院生や教員がアフリカで撮ってきた写真や、生活用品などの展示物が飾られています。

アフリカ地域研究専攻図書室

アフリカ地域研究専攻図書室は川端キャンパス内、共同棟の2階にあります。開館日は月~金 9:00~12:00、13:00~17:00、休館日は土日祝、年末年始、創立記念日(6/18)です。

図書蔵書数は、和書6,900冊、洋書19,000冊と、現地語資料を含む多くの図書が取り揃えられているのが特徴です。そのほか、アフリカ言語の音声資料(Language)100件も所蔵しています。また、大型コレクションとして、ダグラス・ジョーンズ・コレクション(1,280点)およびカーク・グリーン・コレクション(3,453点)が附属図書館に所蔵されています。ダグラス・ジョーンズ・コレクションはイギリスにおけるアフリカ研究の第一世代に属する故ダグラス・ジョーンズ博士の所蔵していた「西アフリカの歴史と民俗」に関する大型コレクションです。カーク・グリーン・コレクションは、1992年に退官したカーク・グリーン博士のコレクションの一部です。博士は、ナイジェリアのイギリス植民地政府に勤務するかたわら、アフリカ研究に携わり、帰国後はオックスフォード大学など英米の諸大学で研究を行った第一級のアフリカ研究者です。本コレクションは、植民地期から現代に至るまでのアフリカの歴史、民族社会、政治、経済など全般に及んでいますが、とりわけ充実しているのはナイジェリアの官庁統計書類、歴史、政治関係資料です。

図書閲覧室

図書閲覧室では、幅広い分野の雑誌タイトルを取り揃えています。

そのタイトル数は、和雑誌97種、洋雑誌380種となっています。また、アフリカ地域研究専攻の大学院生が執筆した博士予備論文143点や博士論文81点(2015年3月時点)も、この図書室で閲覧ができます。

専攻事務室

専攻事務室は、われわれ教員、研究員、大学院生の日常の研究活動を支援してくれています。専攻事務室なくしては、われわれの研究・教育活動の推進はあり得ません。また、海外調査に出かけるときには、多くの手続きが必要ですが、その支援と、安全にかかわる連絡先や保険証書のコピーなどの書類を保管しています。

共同棟1階エントランスフロア

川端キャンパス内共同棟一階のエントランスフロアには、アフリカや東南アジアの彫刻や家具、農具などが展示されています。